ドイツ 20ペニヒ陶貨☆1921年/未使用/ザクセン州/ノートゲルト/非常用貨幣/マイセン/PCGS MS66
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ドイツ 20ペニヒ陶貨☆1921年/未使用/ザクセン州/ノートゲルト/非常用貨幣/マイセン/PCGS MS66
◎名称:ドイツ 20ペニヒ陶貨
◎発行国:ドイツ
◎発行年:1921年
◎サイズ:直径19ミリ、厚さ2.8mm
◎重さ:1.5g
◎品位:磁器(茶色)
◎発行枚数:641,000枚
◎状態:未使用/PCGS MS66/鑑定スラブケース入り/本物保証
(参考資料)
ドイツ・ザクセン州 20ペニヒ陶貨について
このコインは、ヴァイマル共和国時代のドイツ・ザクセン州で発行された20ペニヒの非常用貨幣です。
最大の特徴は、金属ではなく茶色の磁器/陶器で作られていること。
いわゆる Notgeld(ノートゲルト/非常用貨幣) の一種です。
発行元はザクセン州、製造は名窯として有名なマイセン国立磁器製作所です。
(どんな時代のコインか)
第一次世界大戦後のドイツは、敗戦、賠償問題、インフレ、金属不足などで経済がかなり混乱していました。
人々は金貨・銀貨などを手元にため込み、市中に小額貨幣が不足しがちになります。
そこで各地の自治体や州、企業などが、臨時のお金として非常用貨幣=Notgeldを発行しました。
ドイツ歴史博物館の記事でも、マイセン磁器製作所は1919年から陶貨の試作・鋳造・焼成を始め、帝国財務省が全国的な陶製非常貨幣を検討していたことが紹介されています。
つまりこの20ペニヒは、単なる記念品ではなく、当時の「小銭が足りない」という現実的な問題から生まれたお金です。
日本でたとえるなら、戦後や災害時の臨時発行券のような、時代の非常事態を映すアイテムと言えます。
☆表面デザイン
SACHSEN、中央に 20 PF. とあります。
SACHSEN は「ザクセン」の意味で、ドイツ東部の歴史ある地域名です。
PF. は Pfennig の略で、20ペニヒを表します。
1マルク=100ペニヒなので、これは0.20マルク相当の小額貨幣です。
☆裏面デザイン
1921 の年号があり、その下に鎌と穀物の穂が描かれています。
鎌と麦・穀物のモチーフは、農業・収穫・生活の糧を連想させます。
小額貨幣らしく、派手な権力象徴ではなく、日々の暮らしに近い素朴なデザインになっているのが味わい深いところです。
(なぜ磁器で作られたのか)
このコインの面白さは、なんといっても磁器製である点です。
普通の貨幣は銅、ニッケル、銀などの金属で作られます。
しかし戦後のドイツでは金属資源が不足し、金属貨幣を十分に作るのが難しい状況でした。
そこで登場したのが、ザクセンが誇る名産品、マイセン磁器です。マイセンはヨーロッパ屈指の高級磁器ブランドとして知られていますが、その技術を使って非常用貨幣まで作ったわけです。
ザクセン自由州が1921年にマイセン製非常貨幣を発行した最初の地域であり、多くのマイセン陶貨のデザインはパウル・ベルナーによるものとされています。
これはかなりユニークです。お金でありながら、同時に「焼き物作品」でもある。まさに、貨幣史と工芸史が重なった一枚ですね。
この20ペニヒ陶貨は、「ドイツの経済混乱」と「マイセン磁器の工芸技術」が合体した、非常にユニークな非常用貨幣です。
金属不足の時代に、名窯マイセンが作った茶色の陶貨。額面は小さな20ペニヒですが、背景には第一次世界大戦後のドイツ社会、ヴァイマル共和国の不安定な経済、地方政府の工夫、そしてザクセンの工芸文化が詰まっています。
派手な銀貨や金貨とは違いますが、歴史好き・ドイツ貨幣好き・陶磁器好きにはたまらない、かなり“通好み”の一枚です。
※当コインは送料無料です
※写真の10円玉は比較用で商品に含まれておりません
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(古物営業法に基づく表記)
・許可を受けている会社の名称:株式会社イー・グローバルマインド
・許可を受けている公安委員会の名称:神奈川県公安委員会
・許可番号:第451910009497
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